プラチナエンド|ネタバレと感想

【プラチナエンド】39話(2019年4月号)ネタバレと感想

プラチナエンド|ネタバレと感想

 

「月刊ジャンプSQ.」2019年4月号に掲載されている「プラチナエンド」39話のネタバレです。

38話では最後の神候補に会うために、明日たちがテレビで考えを話します。

それぞれ自分が神になったらなにをするかを話し、そしてこれをしなければ最後の神候補が現れないことを説明します。それぞれの意見を聞き、冷静に見定める米田教授。全員の話を聞いた米田教授が説得に行ったところで終わりました。

39話では明日たちと米田教授の対話が始まるところから始まります。

ネタバレや画バレを含んでいるので気になる方は注意してください!

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プラチナエンド39話のあらすじ(注:ネタバレ・画バレあり)

一同集結した神候補

とうとう最後の神候補と顔を合わせた明日たち。

 

修滋が現れた神候補が知っている人だということに気づきます。

ノーベル賞、国民栄誉賞を受賞した米田我工博士。

 

博士の本を全部読んでいる修磁は感激し、それを伝えますがそれを聞いた米田は「光は地球の周りを1秒で7週半進む 君たちは試したか?」と返します。

あっけにとられる修滋たち。

 

米田は1秒で地球を何週回れるか試したと言う。1秒が無限だということを知るために試してみろと進めます。

 

その会話をテレビで見ていた一般人も、新たに現れた神候補が「米田博士」であることに気づきます。

米田は中継の映像を撮っているドローンに向かい、自分が確かに米田我工であること、自分も神候補であること、そしてこの神選びが嘘偽りのない現実であることを公言。

 

それを見ていた総理も博士自身が神候補だということに驚きます。

この宣言を受け、驚きを隠せず歓声を上げる一般人たち。

 

話し合いが最善、人間はそれができる生き物だ、として米田と明日たちが話を始めます。

 

咲が落ち着いて話せるところに移動を促すと、今起きていることを世界中の人々に理解してもらいたい、とその場にとどまる事を望みます。

 

そしてこれから語る説はあくまで自分の説であり、正しいか、賛成できるか否かを自分で判断してほしいと望み、無言で話を聞く明日たち。

 

神の存在

米田は話し始めます。

「君たちは肝心なことがわかっていない 騙されているといってもいい」

 

「メトロポリマンは神の存在を信じていなかった」という言葉に、明日は「神なんて非現実的なもの」と言っていたメトロポリマンを思い出します。

 

「神は存在していない?」との問いかけに「今は存在してしまっている」と答える米田。

 

レッドである明日が、神になっても「何もしない」と言ったのはなぜかと問い、「自分たちの力で生きていくべき 誰かが人の生き死にに手を加えたら独裁にしかならない」と答えそれをその通りだと言う。

 

まわりくどい話に、由理がしびれを切らしわかりやすく話すよう求めます。

 

それを受け米田は5人、いや人類に問いかけます。

 

「人間が先か 神が先か?」

 

由利は、アダムとイブの話があるから神が先ではないかと発言します。

しかしそれは人間の作った神話。

 

全ては神が作ったのでは?と思う由利だったが、全てを神が作ったとなれば宇宙も神が作ったことになる、ならば宇宙がない時に神はどこにいたのかと返されてしまいます。

 

「騙されている」と言ったことへの答えがほしい由利。

米田は話し始めます。

 

米田の考え

ほとんどが神は人間が作り出したものと認めたように神が存在すると考えない人間が増えたている、現代の科学や医学が進み、宇宙にも手をかける時代だが天に神がいると思えるはずがない。「神はいない」と全世界に向けていうべきことではないと。

 

米田自身は霊や魂など科学で証明できないものは否定的だったが、神候補になったことで実際天使と接していることから、事実として認めざるを得なかったのです。

 

天使にあったことで、人間から目に見えないエネルギーが出ているのが事実と把握した米田は、人間の想像力が生んだエネルギーが存在していることを確信します。

 

いずれは人間からのエネルギーも解明できるだろうと予測。

 

話の核心

天使というものが実際存在し、神の存在を聞かされ、認めればいいという由利に対し、それを「神」と呼んでいいのかと疑問を持つ米田。

米田はこの存在を人が想像した「クリーチャー」と考えます。

 

想像上の生き物であるクリーチャーの源は神を信じる人のエネルギーによるもので、存在を信じる人間が減ったのと比例しエネルギーが減り消えるところまで来ている、そこで自分が消えないために神選びが始まったのではと推測します。

 

この神選びは世界に発信されており、神候補が神になれば「神はいる」と多くの人間が信じることになる、米田が言いたいのは、「神に祈る時代は終わった」ということだったのです。

 

「神は必要ない」そうはっきりと全世界に向け米田は言い切ります。

 

 

プラチナエンド39話の感想・考察

歴史的な常識・観念

138億年前に宇宙が生まれ、46億年前に地球が生まれた。

 

やがて数百年前に人類が誕生。人類は狩り、穀物を育てることをし、より多くの食料を得るため天に祈るようになる。

 

その祈りの対象として作り出されたのが神。

 

こう理屈的に説明されるとなるほどと思わざるを得ません。

 

神という概念は崇拝の最も理想の対象で、神の怒りや恵みとして様々な宗教や神話が作られ、それは人類が必然かつ必要な歩みであり、あらゆる教えとして人間を向上させたと言います。

これは米田と説というより歴史的な常識として言われてきたことだというのを向や咲も理解できると同意。

 

自分が米田の話を聞いてもなんだか説得されてしまいそうです。

かなり深い話であり、人々さすが頭のいい人が考える論理、という感じです。

 

各々が神になったらとそれぞれ意見を持っていた明日たちですが、米田の話を聞きどのように考えたか、論理的に切々と語る米田の姿を見て、心境の変化があったのか・・・、など今後の動向が気になるところですね。次回40話も見逃せない展開です。

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